神流川のお川瀬下げ神事

4a7be111babab085705449.jpg 乃久里神社お川瀬下げ神事(上野村教育委員会提供)

名称 神流川のお川瀬下げ神事(かんながわのおかわせさげしんじ)
伝承地 乙父・野栗
期日 4月5日(乙父神社お川瀬下げ)・8月第1日曜日(乃久里神社お川瀬下げ)
概要 群馬県内ではかつて山中領(現在の上野村・神流町)だけに残された行事で、平成17年3月25日に神流町中山神社の神事とともに、上野村乙父神社と乃久里神社が「神流川のお川瀬下げ神事」として県の重要無形民俗文化財に指定さた。 乙父神社のお川瀬下げは、乙父神社の祭典にあたり、祭神をお神輿に遷し、行列を仕立てて神流川の川瀬に設けた御台所に祀り、御神体を清め無病息災、五穀豊穣を祈る神事をいう。4月5日の祭典当日、羽織袴姿の青年8名に担がれたお神輿は、山の中腹にある神社からお囃子を奏でながら川瀬にむかう。担ぎ手は、息がご神体にかからないよう半紙を四つ折りにして口にくわえる。羽織袴姿で担ぐ伝統が守られているのは、乙父神社だけである。神流川の河原に到着すると担ぎ手が裸足になり、川瀬に設けられた御台所(台座)を中心に右回りに3回まわった後、御台所に据えられる。神官がお神輿の前に座り、川上に向かって祝詞を奏上する。
乃久里神社のお川瀬下げは、子供たちの笛、太鼓、鉦によるお囃子で始まり、神輿が担 がれて野栗沢川に下げられ、川瀬の中につくられた御台所に安置され、神官によ り祝詞が奏上される。乃久里神社の川下げの神事の中には、小麦の団子77個 を三方にのせて川まで運び、流すというものがある。これは、大昔、戦神が 野栗を通るとき大水に合い、77人の子供を川に流してしまい、その子供たちに 供えるものと言われている。乃久里神社にみられるこの小麦団子流しは他に例が無く、現在でもおこなわれており、地域のなかでも特に強い特徴をもっている。 川下げの神事が終わると、神社に戻り、神楽殿で神楽が奉納される。
周辺地図
大字乙父503(乙父神社) ・大字新羽字988(乃久里神社)
交通アクセス 上信越自動車道 下仁田インターから車で35分~40分
お問い合わせ 上野村教育委員会(TEL 0274-59-2657)
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