二之宮の式三番叟
名称 | |
---|---|
伝承地 | 二之宮町 |
期日 | 4月第3日曜日 |
概要 | 式三番叟は、日本芸能の儀式的な舞踊として、悪霊を鎮め、国土安泰・天下泰平・五穀豊穣を祈願する祈祷的な芸術の一種である。正月や寺院・神社の祭礼の場や舞台の「こけら落とし」等で、最初の狂言として演じられる特殊な曲目である。その起源は猿楽に求められ、中世の能楽にはすでに存在していたとされている。二之宮の式三番叟は、能楽の観世流の流れをくんでいるといわれている。式三番叟の「式」は、式楽を意味し、翁、千歳、三番(さんば)で構成され、それに陰の謡(うたい)が入る。「三番」は、翁、千歳に続いて3番目に出演する「叟」の舞を意味する。 二之宮町に伝承される式三番叟の始まりは定かではないが、演じられる舞台が文化9年(1812年)と推定されることから、少なくともそれ以前から三番叟が上演されていたと見られている。その後、幾多の廃絶の危機を脱し、今日に伝承されている。明治26年に内田喜平氏によって「伝授書」が書き残され、現在までの継承に大いに役立っている。 【二之宮の式三番叟】前橋市 |
周辺地図 |
二之宮町 二宮赤城神社 |
交通アクセス | 前橋駅よりタクシーにて20分 |
お問い合わせ | 前橋市教育委員会 文化財保護課 027-280-6511 |
link | 前橋市ホームページ |