黒川の御神楽
| 名称 | |
|---|---|
| 伝承地 | 黒川 |
| 期日 | 1月第2日曜日 |
| 概要 | 黒川の神楽は天明6年(1786年)から始められたと云われている。天明3年(1783)の浅間山の大噴火により、田畑は15cm程の降灰に襲われ、作物は全滅。その影響が長く続き飢饉から病魔に冒される人や疫病が流行る等、村は壊滅状態に陥り、この救いを村の有志が悪魔祓いに託した神楽が始まりと云われている。従って、真剣に悪魔を祓う神楽であり、舞を取り入れる余裕は無かったものと思われる。本来は、正月14日の夜に各戸を回り土足で座敷に飛び込み、あばれ回って悪魔を追い出すという誠に力強い神楽である。 現在は、時代の変化に伴い、1月第2日曜日に各戸の玄関にて悪魔祓いを行っている。 神楽の主役は子供たちで、各戸全員を神楽の大きな口で噛んで悪魔を祓う。役員が御弊でお払いをして清め、心尽くしを頂いて引き上げるという段取りになっている。 悪魔祓いを受けた家々では、寒中にも関わらず障子を開け払い、掃除をして「これで今年も風邪もひかず元気で暮らせるぞ」と喜んだそうである。 ※令和4年度まで、新型コロナウイルス感染予防のため、各家庭を訪問できず、地区のどんと焼きの時、祭壇を設け神楽による悪魔祓い、御幣によるお払いを行っている。 【黒川の御神楽】富岡市 |
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黒川 (雨宮神社) |
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