中正寺の火渡り
| 名称 | |
|---|---|
| 伝承地 | 大字楢原 |
| 期日 | 5月3日(中断中) |
| 概要 | 火渡りの行事は中正寺の裏山で毎年4月17日に行われていたが、最近では5月の連休を選んで行われる。身の行、口の行、意の行をつんだ20余名の行者が、中正寺で冷水をかぶり、山伏姿に身を固めて、ほら貝の音高らかに響かせながら、素足で裏山に上る。裏山には檀家から奉納された薪が幅6m、奥行き10m、高さ2mに積み上げられ、四隅に竹を立てそれにしめ縄をはって祭壇が作られる。 祭壇の前に進んだ行者は法文により不動明王を招き、さらに薪を清める法文を上げて薪に火をつける。火の勢いが昇るにつれて法文の声も、行者の動きも激しくなる。燃え尽きるまで約1時間、その頃、行者の一人に不動明王が乗り移るという。その行者が先達となり、素足で燃える灰の上を渡る。行者が次々に渡り終えた後、一般の人たちは行者の九字を受けてから渡る。希望者全員が渡り終わった後、火逆の行を行い行事を終わる。 不動明王の大慈悲の光明という火を通すことにより、汚染した部分が反省され、心の垢を洗い、迷いをすべて燃焼し、清浄な体となって、一人一人の幸福を願うという行事である。 【中正寺の火渡り】上野村 |
| 周辺地図 |
大字楢原甲146 |
| 交通アクセス | 上信越自動車道 下仁田インターから車で35分 |
| お問い合わせ | 上野村教育委員会(TEL 0274-59-2657) |
| link | 上野村ホームページ |


