皆沢地区の百万遍念仏

5de0c7b15ae10014445939.JPG 皆沢地区の百万遍念仏 (桐生市教育委員会提供)

名称 皆沢地区の百万遍念仏(かいざわちくのひゃくまんべんねんぶつ)
伝承地 梅田町四丁目皆沢地区
期日 中断中(8月17日以降の直近の日曜日)
概要 百万遍念仏は、浄土往生のため念仏を百万回唱えることである。元弘元年(1331)7月に疫病が流行して京都知恩寺の八世善阿空円が後醍醐天皇の勅を奉じて宮中において7日間の百万回念仏を修したのがはじまりと言われている。皆沢地区における百万遍念仏のはじまりは明らかではないが、江戸時代から継承されているものと考えられ、集落からの悪疫退散として、かつては皆沢川で沐浴したのち、朝から夜まで各戸をすべて回った村の一大行事であったと言う。現在では、毎年盆明けに行なわれ、地区の老若男女が八畳間ほどに広がる数珠を、鉦と太鼓の拍子に合わせ「ナムアミダブツ」と唱えながら繰りまわし、最後に激しく引き合いながら集落の外に追い出して終わる。皆沢地区の百万遍念仏は、桐生地方に伝わる数少ない民俗信仰の一つである。

昭和61年(1986)桐生市指定重要無形民俗文化財。

【皆沢地区の百万遍念仏】桐生市
周辺地図 梅田町4丁目
交通アクセス JR両毛線「桐生駅」より車で30分
お問い合わせ 桐生市教育委員会文化財保護課 (0277-46-6467)
link 桐生市ホームページ