飯野中新田の獅子舞
〔左上〕出発前、浅間神社前に整列した獅子の一行 〔中央上〕出発の挨拶の様子 〔右上〕いざ、村廻りへ出発 〔真ん中左〕家々を回る獅子 〔真ん中右〕訪問先にてコウガケ 〔左下〕区の境でのお辞儀の様子 〔右下〕無事、村廻りを終えた獅子の一行
| 名称 | |
|---|---|
| 伝承地 | 飯野 |
| 期日 | 7月15日に近い土曜日か日曜日 |
| 概要 | 口承によると、江戸末期頃この地方では、洪水と飢饉・伝染病に悩まされたので、川向こうの埼玉県北埼玉郡村君村下村君から獅子舞を呼んで厄神祓いをして治ったそうです。そこで、隣接する侍辺耕地と共に獅子組を作り、下村君の「葭羽松太郎」に舞踊を習い、鞨鼓獅子舞を実施してきました。しかし、明治初期、両耕地で争いがあり、獅子頭を分けて祭礼も別々にやることになりました。中新田耕地では、雌獅子頭と中獅子頭をとりましたが、舞踊に支障をきたしたので、雄獅子の頭を新規に作ったものが、現存している獅子頭です。 その昔は、無病息災・五穀豊穣を祈り、生のお囃子に合わせて3匹1組獅子(父・母・子)の一行が舞っていました。 しかし、老齢化や後継者難などから昭和30年以降は舞踊を中止してしまいました。現在は、録音されたお囃子の音楽に合わせて鞨鼓太鼓をたたきながら家々を訪問し、厄除け・無病息災を願って「コウガケ」(獅子の小掛の布を家人の頭に被せる)をするだけになりました。獅子の一行は、まず、中新田集会所に隣接する浅間神社前で清めの酒を飲み出発の挨拶をし、村廻りのスタートとなります。家々を巡行する中で、村境では、これより先に災難などがこないように祈り、お辞儀をする慣習があります。 【飯野中新田の獅子舞】板倉町 |
| 周辺地図 |
中新田集会所(浅間神社) |
| 交通アクセス | バス停:中新田(群馬県板倉町)より徒歩2分 |
| お問い合わせ | 板倉町教育委員会 生涯学習係(TEL 0276-82-2435) |
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