大杉囃子(山口の大杉信仰)

68f19d51ec0fd543971900.jpg 〔写真は板倉町教育委員会提供〕 小学校に於いて「子ども伝統芸能教室」が開催されています。 平成30年までは山口大杉囃子保存会の方々が指導を担当していました。

名称 大杉囃子(山口の大杉信仰)(おおすぎばやし(やまくちのおおすぎしんこう))
伝承地 海老瀬
期日 中断中(7月と3月の28日に近い日曜日)
概要 大杉神社の信仰は水神を祀り、水難防止、豊漁、疫病防止、厄疫退散等に加えて豊穣祈願をするもので、船頭関係の人々に強く信仰されました。

大杉囃子が、いつ頃から始まったかは不詳ですが、古老の伝承によると、昔、疫病が多く出て困ったので「通り耕地」から借りてきた「大杉様神輿」を揉んだところ、すぐに平癒したので、神輿を譲り受けることにしたそうです。祭りの際には、村境や村落の入口に、神輿を担いで行き、そこで神輿を揉み、囃子で囃し立て「辻がため」をします。

山口大杉のお囃子は、練り風流に属し、村内の毎戸を廻り練り歩きます。神迎え、神送りのために神輿とお囃子によって鎮魂(たましずめ)を行うものです。神輿に合わせて演じられ、曲目も多く、勇壮かつ軽快なテンポが特徴です。

山口大杉囃子保存会の人々が伝承活動を続けてきましたが、担い手の高齢化や継承者の減少などにより、平成31年からは大杉囃子が継続できなくなってしまいました。なお、小学校での伝統芸能教室は、他団体により続けられています。

【大杉囃子】板倉町
周辺地図 板倉町大字海老瀬4708
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お問い合わせ 板倉町教育委員会 生涯学習係(TEL 0276-82-2435)
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