東長岡神明宮のお田植祭

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名称 東長岡神明宮のお田植祭(ひがしながおかしんめいぐうのおたうえさい)
伝承地 東長岡町
期日 4月第2日曜日
概要 この行事は、神社境内に四隅に竹を立ててしめ縄を張り、幣束を立てた3m四方位の斎田において、神官が祈祷を行った後、氏子により鍬入れ・種籾播き・施肥・田植えの4種類の所作が行われるもので、田起こしから田植えまでの過程が模擬化されています。

このお田植祭の起源は古く、地元に伝わる文書によれば、天正年間(1573~1591)の金山城主由良成繁の時代からとも考えられています。また、江戸時代の宝永7年(1710)の文書には、本行事の具体的な内容が記されており、これらにより約300~400年の長い歴史をもつ行事であることがわかります。

こうした「田遊び」に類する行事は、現在では群馬県内に5例(市内では唯一)しかなく、中でもこのお田植祭は伊勢神宮の御鍬祭の系統が考えられるものといわれ、本事例を含め群馬県内に2例(他の1例は、佐波郡玉村町の「樋越神明宮の春鍬祭」〔国指定重要無形民俗文化財〕)しか存在しません。また、県内の他の事例に比べ所作も具体的であり大変貴重な行事といえます。

【東長岡神明宮のお田植祭】太田市
周辺地図 東長岡町1876 神明宮境内
交通アクセス 東武伊勢崎線韮川駅より、車で約10分
お問い合わせ 太田市教育委員会 文化財課 0276-20-7090
link 太田市ホームページ