沖之郷の祗園山車

5f45b50ba7a04413861416.jpg 太田市教育委員会提供

名称 沖之郷の祗園山車(おきのごうのぎおんだし)
伝承地 沖之郷町
期日 7月第3土・日曜日(3年に1度)
概要 沖之郷は市の東端、足利市に接する四方を水田に囲まれた農村地帯です。北・東南・西・新田の4つのコウチ(地域区分の称で、地元では「耕地」の文字を当てている)から成っています。山車は、各コウチに一台ずつ(西コウチと新田コウチ<西新コウチ>は組んで1台)の計3台あります。

北コウチの山車は、高さ約5.2m、長さ約5.2m、幅約2.6mの桧材、漆仕上げで、正面破風に「祭典」の扁額を掲げ、その上部や梁の端、妻に竜の金箔彫り物を飾ります。

西新コウチの山車は、高さ約5.2m、長さ約5.2m、幅約2.8mの桧材、漆仕上げで、正面破風に「祇園會」の扁額を掲げ、その上部には竜、棟の端には鶴の彩色彫り物を飾り、正面の梁や側面の欄間にも彫り物が施されています。

東南コウチの山車は、高さ約4m、長さ約3.9m、幅約2.4mやや小型で、山車正面、梁や欄間に竜、棟の端には孔雀の彫り物を飾り、彩色が施されています。

北コウチにある山車正面の竜の彫り物の裏には、「天保四(1833)癸巳六月吉日武州本庄住彫工折茂長五郎保高」と刻まれ、彫刻年と彫刻者がわかります。規模や装飾から西新コウチの山車も同じ頃の制作と思われます。東南コウチのものは制作年代が不明です。

平成14~16年度に修復事業が実施されました。3年に一度、7月に巡業が行われています。

【沖之郷の祗園山車】太田市
周辺地図 沖之郷町531-1
交通アクセス 東武小泉線竜舞駅より、車で約10分
お問い合わせ 太田市教育委員会 文化財課 0276-20-7090
link 太田市ホームページ