赤堀八幡宮の獅子舞

4a7cdb3c8d543361474230.JPG 太田市教育委員会提供

名称 赤堀八幡宮の獅子舞(あかぼりはちまんぐうのししまい)
伝承地 新田赤堀町
期日 10月第2又は第3日曜日
概要 新田氏の祖源義重は新田荘下司職に任じられ、保元2年(1157)に新田荘を領有し開発に力を尽くしました。その際に領内の8ヵ所へ八幡社を勧請して守り神としたと伝えられています。

赤堀八幡神社は、その一つであると伝承されています。赤堀ではこの八幡宮を中心として、例年10月中旬の日曜日に、伝統の獅子舞が奉納されています。

獅子頭には元禄年間(1688~1704)の墨書があることから、この当時から行われていたと推察されます。法眼・雌獅子・雄獅子の獅子頭を3人がかぶり、白の襦袢水玉模様の衿、紺の手甲、草履履きで盛装し、鳥居前で両端に万燈を立て、三つ巴になり庭廻りという踊りを笛・太鼓・唄に合わせて威勢よく踊ります。この踊りは、「ささら子」といわれ、12・13歳の子供が演じ、社前でも踊り、奉納します。

奉納舞が終わると大人に代わって村廻りとなります。村の中央墓地にある万日堂前で祖先に村内安全を祈り、本郷・下地区・上地区の順に万燈を先頭に笛・太鼓を叩きながら廻ります。以前は家々で踊っていましたが、今は村内を廻るだけとなりました。

万燈は色紙を割竹に飾り付けて、中央上部に4面を和紙で張り、ここに「五穀豊穣」「村内安全」などと書きます。村内を廻り終えると万燈を解体し、集まった人達に花のついた竹ひごを配ります。これを戸口につるすと悪魔除けになるといわれています。祭りが終わると後継者を選び、選ばれた子は笛係、歌係、踊り子に分かれ、先輩から稽古を受けて養成されます。

【赤堀八幡宮の獅子舞】太田市
周辺地図 新田赤堀町
交通アクセス 東武伊勢崎線木崎駅より、車で約10分
お問い合わせ 太田市教育委員会 文化財課 0276-20-7090
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