鮎川獅子舞

62c52e73985d8070587756.jpg 『ぐんまの獅子舞調査報告書』より

名称 鮎川獅子舞(あゆがわししまい)
伝承地 鮎川
期日 2月最終日曜日・10月第1日曜日
概要 流派は稲荷流阿久津派。

鮎川の獅子舞は天保三壬辰年(1832)に伊勢より購入して来た由古老より聞いているが藤岡市史編纂の資料によるとそれより42年前寛政二年(1790)10月隣の緑野村では既に獅子舞はあった。

振り初めの場所のことから紛争となり遂に告訴沙汰に及び、鮎川の光厳寺の別當正福寺が緑野にあり紛争に関連したので、光厳寺と鮎川の村役人3名東平井より 1人立合って円満解決した内済証文がある。これから推して鮎川も当時獅子舞を行っていたのではなかろうか。

獅子頭には鳥の羽と馬の尾を使用したものがあるが鮎川の獅子は馬の尾を使ったもので先獅子と後獅子は雄で二本の角をもち先獅子の頭は緑色に栗毛、後獅子は黒く黒馬(あお)の尾を使い、中獅子は雌で頭は朱色で頭上に金色の宝珠を頂き何れも立派である。

そして腰に太鼓を着けカンカチは金の棒をたたき笛に合わせて獅子と一緒に踊る。踊りや笛は各村ともあまり違わないようであるが、一街道下り、二花水、三剱の舞、四幣かかり五雌獅子隠し、六綱切り等十二通りもありそれぞれの場所によって舞う。

【鮎川獅子舞】藤岡市
周辺地図 鮎川(北野神社)
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