大宮巌鼓神社の太々神楽

68427ef28d55a015752819.jpg 左上:昇降祭, 右上:奉幣、 左上から2番目:参舞, 右上から2番目:太刀翁の舞、 左上から3番目:八幡大神の舞, 右上から3番目:扇の舞、 左下・右下:岩戸の舞

名称 大宮巌鼓神社の太々神楽(おおみやいわつつみじんじゃのだいだいかぐら)
伝承地 原町
期日 5月5日・9月9日
概要 吾妻郡吾妻町大字原町の大宮巌鼓神社に伝わる太々神楽である。祭日は5月5日と9月9日で、太々神楽は本殿南側の神楽殿で奉納される。神楽の奉納については、いつ頃から始まったものか分かっていない。『吾妻町の民俗芸能(吾妻町教育委員会 平成4年3月版)』によると、現在の神楽殿は昭和42年に明治100年を記念して新築したものであり、旧神楽殿の格天井には立派な花鳥の絵が描かれていた事、また、在下区の上原政枝家に「神楽殿は文政4年(1821)に建てられたものであり、舞台の格天井の絵は先祖が奉納したものである」という言い伝えがあるとの記載も見られる。この伝承によれば、文政4年には神楽が奉納されていた事になる。現在使用されている木製の神楽面は、少なくとも明治の頃から継続して使用されてきているものである。

“昇降祭”に続き素面での“奉幣”より始まり、①参舞、②太刀扇の舞、③八幡大神の舞、④扇の舞、⑤岩戸の舞、⑥神田荒の舞、⑦二刀の舞、⑧種撒の舞、⑨稲荷大神の舞、⑩恵比寿の舞、⑪猿田彦大神の舞の、全11座で構成される。「岩戸の舞」、「猿田彦大神の舞」の後には餅撒きが行われる。

装束、諸道具は社務所に所蔵されており、神楽師は午前9時頃より準備にあたる。午前に5座、その後、本殿において祭典儀式が行われるために一時中断し、午後は6座から11座まで舞納、午後3時頃終了となる。

近年は、神社の例祭の他に東吾妻町文化協会主催の文化公演会への出演実績もあり、今後の活動が益々期待される。

【大宮巌鼓神社の太々神楽】東吾妻町
周辺地図 原町 (大宮厳鼓神社)
交通アクセス JR群馬原町駅より徒歩約10分
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