高鳥念仏踊り
〔写真は板倉町教育委員会提供〕念仏講による念仏は各所で行われていましたが、高鳥耕地に伝わる「念仏踊り」は、女衆によって伝承されています。扇をそれぞれ両手に1つづつ持って踊るものと、鉦(かね)を左手に持ち右手に撞木(鉦を打つ棒)を持ちながら踊るものとがあります。
名称 | |
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伝承地 | 板倉町大高嶋 |
期日 | 不定期 |
概要 | 念仏踊りは鉦(かね)に合わせて念仏を唱えながら踊るものです。 板倉町の念仏踊りは、空也念仏踊りの古い形を残しているとともに、純然たる念仏を基にしたものや、段ものといわれる壷坂霊験記・平井権八・葛の葉子別れ・高田姫等の歌舞伎を念仏に取り入れたものや乃木大将・田中正造和讃まで入っています。このことから、庶民にとっては、自然災害をはじめ様々な苦しみから逃れるためだけの「念仏踊り」ではなく、数少ない娯楽でもあったとも言えます。そして、念仏の大衆化・娯楽化の中で、八木節や歌舞伎を導入して芸能として定着してきました。このように仏教が大衆化する過程は、郷土芸能発達史のうえで、群馬県下においても、大変貴重です。 町指定重要無形文化財(昭和48年10月1日指定) 【高鳥念仏踊り】板倉町 |
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