伝統文化レポート

  • 2010/08/13
  • 義太夫教室を見学しました!?―尻高人形錦松会―

続いては8/8、尻高人形 錦松会さんを訪ねて高原の高山村に足を運びました。こちらの座も、義太夫の語りだけでなく三味線を弾ける方がいらっしゃいます。できるだけ座員のみで上演できることを目指して日々練習に励んでいらっしゃるそうです。秋に行う小中学校伝統芸能教室で上演予定の「絵本太功記 尼ヶ崎の段」も座員が三味線を弾く予定で、現在特訓中とのことでした。その他の今日の練習演目は「艶容女舞衣 三勝半七酒屋の段」「菅原伝授手習鑑 寺入りの段」(今年の定期公演等で上演予定)、「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」(来年の定期公演で上演予定)でした。バラエティーに富んでいて、練習でもとても見ごたえがありました。

第11回尻高人形芝居定期公演は、11/23(火・祝)13:30から、高山村西地区屋内ゲートボール場併設舞台で開催されます。みなさまどうぞご期待ください。

writer: ちまき

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  • 2010/08/13
  • 義太夫教室を見学しました!?―沼須人形芝居あけぼの座―

下牧吉田座に続いては、7/26土用の丑の日、沼須人形芝居あけぼの座さんの練習にお邪魔しました。この日は平日でしたが、皆さんおうちのご用事やお仕事を終えた後に集まり、東京からお招きしているお師匠さんに稽古をつけてもらいました。人によっては夜9時過ぎまでお稽古をするとのこと!その熱意には本当に頭が下がります。三味線が弾ける方もいらして頼もしい限りです。午後4時半ころから練習を始め、1人各30分?1時間のお稽古。「新版歌祭文 野崎村の段」「奥州安達ヶ原三段目 袖萩祭文の場」など、それぞれ担当する演目を熱心に練習していました。

家族のようにあたたかな雰囲気で迎えてくださったあけぼの座さん。これからもますますご活躍して、群馬県の人形芝居をもり立てていってほしいです。

writer: ちまき

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  • 2010/08/07
  • 上演情報?古馬牧の人形浄瑠璃?

下牧人形芝居吉田座による古馬牧の人形浄瑠璃芝居が、「たくみの里」で上演されます。

【会場】

道の駅たくみの里(にいはることも園体育館)

【日時】

7月25日(日) 11:00?

8月1日(日)・9月5日(日) 13:00?

【演目】

「傾城阿波の鳴門」

詳細はこちらから↓

http://www.enjoy-minakami.jp/event/event.html?143

残すところ1回となりました。皆さまぜひ足をお運びください!

writer: ちまき

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  • 2010/08/07
  • 義太夫教室を見学してきました!―下牧人形芝居吉田座―

人形芝居は、義太夫・三味線・人形遣いの三要素で上演されます。人形芝居活性化のための一助として、教育文化事業団では、義太夫の語り手を養成する「義太夫教室」を、県内4座を対象に実施しています。

先日、教室にお邪魔して練習を見学させていただきました。そのようすを順にレポートします!

まずは7/18、「古馬牧の人形浄瑠璃」の下牧人形芝居保存会 吉田座さんにお邪魔しました。

猛暑の午後、クーラーのない部屋で稽古が始まりました。ただじっと座っているだけでも汗が噴き出る暑さ… でも皆さん曰く「練習でも本番でも、語り始めてしまうと不思議と暑さを感じない。反対に、どんなに寒いところで演じても汗をかくことだってある」とのこと。いかに集中し、力一杯演じていらっしゃるかが伝わってくる言葉でした!

メンバーには今年から義太夫を始めた方もいらして、前後半二組に分かれてのお稽古。前半組の演目は「菅原伝授手習鑑 寺入りの段」。驚いたのは、一番始めのたった7文字のフレーズを、一時間以上かけてじっくり練習していたこと。その短い節に義太夫の様々な要素が含まれていて、実際にやるのは本当に難しいことが端で見ていてもよくわかり、その奥深さに感銘を受けました。後半組の演目は「奥州安達ヶ原三段目 袖萩祭文の場」でした。

そのほかに印象的だったのは、全員がそれぞれ機材を持ち込んで練習のようすを録音していたこと。これを使って個人練習するのだそうです。その熱心さには本当に頭が下がる思いがしました。

皆さんの熱気でこちらの暑さも吹き飛ぶひとときでした。ありがとうございました!本番を拝見するのを楽しみにしております♪

writer: ちまき

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  • 2010/04/27
  • 甘楽町 白倉神社 太々神楽 ?

舞は「白倉のお天狗様」と言う事で天狗の面を付けた舞が主体みたいでした。餅を巻くときには狐が登場し思い切りの良い撒き方で、この時は多くの観客が手に袋を持って集まってきました。残念だったのは、薫製になるかと思うほど燻されました。役員の方がお昼の赤飯を蒸し上げていたのですが、火口いっぱいに巻きを入れ白い煙で神楽が見えなくなるほど。神楽殿の方も相当燻されたと思います。もう一つは舞の説明が一切無く、何を舞っているのかさえわかりませんでした。せめて今の舞は何々と書いた物を張り出すくらいは欲しかった。

writer: 継

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  • 2010/04/27
  • 甘楽町 白倉神社 太々神楽 ?

神楽殿も修復してあり、色鮮やかでした。正面には3本の幣束(銅製らしく赤みを帯びて輝いていてまだ作ったばかりという感じでした)が有り、手前の欄干沿いには餅とお菓子がズラリと並んでいました。お囃子は向かって左の欄干に背を向けて手前から大太鼓、締め太鼓、長胴太鼓の3人、右の欄干に背を向けて笛が3人でした。意外だったのは笛の抑揚が少なく、低い音域が多いと感じた事でした。

writer: 継

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  • 2010/04/27
  • 甘楽町 白倉神社 太々神楽 ?

ぐんま地域文化マップを検索して甘楽町へ行ってきました。拝殿は建て替えてあり色鮮やかでした。境内は広いと言うにはちょっと抵抗があります。いわゆる村社という佇まいと言った方が分かりやすいかも知れません。見渡してみると、拝殿が西向き、神楽殿が北向き、境内の入り口は西側でした。

writer: 継

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  • 2009/11/29
  • 高崎お囃子大会

高崎市で初のお囃子大会が開催されました。

市内の9団体が出演。お囃子の演目名が同じでも、団体ごとに曲が違っていて、飽きずに聴けました。

若い者には負けられないとばかりに太鼓を叩いた長老の方達、交替に立った子どもがもっと叩いていたいのか太鼓に合わせて拍子をとる様子が印象に残りました。

お囃子は子どもから大人まで、男女を問わず参加ができるし、山車を引きまわすには、たくさんの人手もいるし、地域みんなで参加できるところが素敵です。

今回、篠笛の換わりを子ども達がリコーダーで吹き、途中から大人が篠笛に換えて演奏する場面がありました。リコーダーで教えると、子どもたちも参加しやすくなります。

反面、笛を吹ける人がいなくなるのと比例して、音が単純になってきているように思えるのですが。

writer: syami

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  • 2009/11/21
  • 第37回前橋市郷土芸能大会

前橋市郷土芸能大会は、神楽、獅子舞、囃子、語り部、古謡の5部門で構成されています。

今回出演したのは、前橋市内から伊勢音頭(泉沢町)、駒形神社太々神楽・駒形上町の祇園(駒形町)、裸みこし(南町二丁目)、大前田諏訪神社の獅子舞(大前田町)の五団体と招待された沼須人形(沼田市)です。

大会は昭和48年から実施されている歴史ある催しです。前橋市文化協会長のあいさつの中で、「一地区一自慢募集」の話がありましたが、80余りの応募のうち、30くらいは郷土芸能を掲げているそうです。地域の人達の協力や思いがあって祭や芸能が続き、それが地域の自慢(誇り)にも繋がっているということでしょうか。

来年の大会は11月20日、大胡分館(シャンテ)での開催を予定しているそうです。

writer: syami

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  • 2009/11/05
  • 宇藝神社 太々神楽 ?

1枚目の写真は白狐餅つきの舞、2枚目は山の神の舞である。午前11時頃から午後3時頃までで間に昼休みが45分ほど有った。関係者の女性陣と思われる方々が神楽殿の横でおでんや豚汁を大量に作って振る舞っており、榛名山に初冠雪を見た寒い日だったのでとても暖まり嬉しいサービスでした。

神楽自身は一度途絶えてしまったが平成12?3年頃復活させた物だと伺いました。確かに舞終わりお菓子を撒く素面を拝見していると若い方が多かった気がします。何でも今年はご不幸がありお祭りに参加して無い家が保存会の中で6軒もあり、手が足りなかったそうです。後継者不足になっている保存会が多い中で、若い方の参加が多いこの保存会は羨ましい限りですね。反面気になる事もあります、私と仲間(計3人)以外は全て地元の方のようでしたが映像記録を残している様子が見えず、数人がデジカメで撮影しているだけだった気がします。私自身も地元では保存会に属しているので舞の継承や笛、太鼓の継承の難しさを知っているつもりですので、今の舞を是非、映像記録で残し、正確に後世に伝えて欲しいと思います。また、獅子頭や衣装も展示(虫干し?)されており昔はかなり賑やかな祭りだったのではなかったかと思い、興味は尽きません。

writer: 継

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